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両刃の刃

平成30年12月11日(火曜) 天気(雨)
最高気温 8度 最低気温 4度
新燃岳情報 噴火・降灰無し

 

母なる太陽からの光(熱)を受け、その惑星に水が液体で存在できる事で、連続して生命が生存できる環境下にある範囲の事をハビタブルゾーン(連続生存可能領域)と言う。わが太陽系では、金星と地球の間から地球と火星の間にあるゾーンである。地球がこの範囲に軌道を構えたのは偶然であり、神が導いた訳ではない。残念ながら地球の双子惑星として知られる火星はゾーンから外れていた為に、もしかして生命が誕生していたとしても、水の凍結と共にその進化の幕は閉じられたはずだ。人類の進化においても神がかりなタイミングがある。恐竜時代の終焉と氷河期の終焉だ。そのおかげで、我々哺乳類は活動範囲を広げ、安定した気候も加わって進化することが出来て今日を迎えている。それでは、宇宙の中で我々は一人っきりなのだろうか?この疑問に今のところ答えは出ていないが、もし、そうだとしたら、それはそれで宇宙に存在する者としての責任は重い。オゾン層破壊による気温上昇と大気汚染・プラスチックによる海洋汚染・ダム、道路、建物建設による大量の森林伐採・・・地球上の人類だけが、その欲の為に見境なく自然を壊し続けている。パンドラの箱には無数の邪念とともに唯一「希望」が放たれたと記されているが、その結果、繁栄は成し遂げているが、はたして自然との共存は出来ているだろうか?偶然とはいえ、奇蹟的な確率の中でハビタブルゾーンに誕生した奇跡の惑星「地球」。その事を知りながら、この先、人類は何処へ向かうのだろうか?何れ、大自然からのしっぺ返しが来ない事を祈りたい。

そして、消して忘れてはいけない、自然は怖く、そして優しい。その両刃の刃の中で僕らは生きている事を。